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なぜ経営者は「四書五経」を学ぶのか

範舟 範舟

 

こんにちは!AOKISM編集部の範(はん)です。突然ですが、みなさんは「四書五経」を読んだことはありますか?私は中国出身にも関わらず、恥ずかしながら一つも読んだことはありませんが、経営者の皆さんの中には「四書五経」を学ばれている方が多いと聞きます。今回の記事で「四書五経」の内容について語ることはできません。今回は、最近読んだ本「あらゆる本が面白く読める方法」にて、『論語』が素晴らしい書物だと仰る一条真也(いちじょうしんや)さんのご意見及びエピソードと、AOKIグループ会長の青木擴憲 (あおきひろのり)が「四書五経」から学んだ教訓と共にお伝えしたいと思います。

目次

  • 生きる上での基本「仁義礼智信」を学ぶ
  • 協調と妥協の違いがわかるようになる
  • 良きリーダーになりたいなら、「君子」を目指そう

生きる上での基本「仁義礼智信」を学ぶ

AOKIグループ創業オーナーの青木擴憲 (あおきひろのり)は、六十歳の時に改めて触れた 中国古典で、「生きる基本」を学び直した と言います。青木擴憲 (あおきひろのり)は著書「何があっても、だから良かった」で、『論語』に出てくる儒教の教え「五常」(仁・義・礼・智・信)は以下の理由で大切だと述べています。

(五常は)自分磨きの基本中の基本であり、(その相手が)お付き合いするべき相手かどうかを見極めるための基本の内容でもある。三十年間を振り返り、数々の失敗の原因は自らの考えと行動にこの五つの中のどれかが欠けていたことに気付いた。「仁・義・礼・智・信」を毎朝頭の中で唱え、確認している。

仁:礼に基づく自己抑制や他社への思いやり
義:物事の理にかなったこと。道筋を通すこと
礼:社会の秩序を保つための生活規範。けじめを持って行動すること
智:物事を理解し、賢いこと。知恵を磨き続けること
信:約束を守ること。守れないときは事前にお詫びし、了解をいただくこと

このように、青木は四書五経から「生きる基本」を自分の中で再認識できたと言います。

協調と妥協の違いがわかるようになる

ご自身も経営者である一条真也さんも、著書「あらゆる本が面白く読める方法」にて、『論語』によって人付き合いの悩みが解決したと、実例を挙げて述べています。

実例を一つあげれば、当時の私は悪友との飲酒の習慣に悩んでいました。悪友たちとつるんでいたら、仕事の時間が削られてしまうが、腐れ縁はなかなか断ち切りがたいものです。どうしようかと非常に悩みました。
そんなとき、『論語』を開くと、こんな言葉が書いてあったのです。
「君子は和して同せず、小人は同じて和せず」
「和」とは、自分の主体性を堅持しながら他と協調すること。「同」とは、付和雷同のことです。
したがって、この言葉の意味は「君子は協調性に富むが、無原則な妥協は排斥する。小人は逆である。やたらと妥協はするけれども、真の協調性には欠けている」となります。
わたしは結局、和と同を混同していたのです。和が重視され、強調されるのは、それ自体は結構なことです。でも、その前提として、一人ひとりの主体性がしっかりと確立されていなければならない。それがあって、初めて本物の輪が生まれるのです。そのことを悟ったわたしは、きっぱりと悪友との関係を断ち切りました。

確かに、飲み会のお誘いなど、せっかく誘われたので、断りたくても断りづらい時はありますよね。そんな時、「自分の行動が妥協になっていないか、もしそうだったら、断ろう」と考えられるようになれるかもしれませんね。

良きリーダーになりたいなら、「君子」を目指そう

四書五経の中で、青木が特に印象に残っている言葉が、中国最古の歴史書ともいわれる『尚書』(『書経』)に出てくる「積徳」だといいます。「積徳」とは、他者のために自己のベストを尽くしきることを、積み重ねることです。中国の歴史の中で度重なって起きた洪水。悲惨な事態を救ってくれるのは、神様でも、仏様でも、天でもなく、人間しかいない。卓越したリーダーの下、力を合わせて堤防を築くしかない。他者のために全力を尽くしきるという、そのリーダーの心構えこそ、「積徳」なのだと、青木は言っています。

先ほどの一条さんの実例で、「君子」という言葉が出てきました。この「君子」という言葉について、一条さんは同書の中でこのように述べています。

君子は「小人」に対して用いられる言葉で、初めは地位のある人を意味しましたが、のちには有徳の人を指すようになってきました。孔子ももちろんその用法に従っていますが、重要なことは、君子はいわゆる「聖人」とは異なるということです。現実の社会に多く存在しうる立派な人格者であり、けっして生まれつきのものではありません。憲問編に「君子は上達す」とあるように、努力すれば到達しうる境地、それが君子なのです。

つまり、努力すれば、あなたも「君子」になれるということですね!ちなみに、一条さんによれば、日本で最も『論語』を読み込んだ人は、後に270年間続く一大時代を築いた徳川家康と、現存する多くの大手企業の元を創設した渋沢栄一だそうです。日本史上、政治と経済でもっとも成功したリーダー2人も、2500年以上前から存在する古典から学んでいたんですね。

 

いかがでしたでしょうか。私自身、『論語』をはじめとする「四書五経」は、難しそうで読むのを避けていました。しかし、現代の経営者の方々はもちろん、歴史上のリーダーも学ぶことが大いにあったということを知り、是非「四書五経」を読んで、自分の成長につなげたいと思いました。

 

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範舟

範舟

2014年度入社。新宿西口店配属。以降都心の店舗を中心に約1年半、店舗スタッフとして外国のお客様も含めた様々なお客様をご案内。2015年に新規事業設立のサポートに携わり、現在は、主に経営管理業務とWebを担当。目まぐるしく変化する経営環境の中で、鍛練中。趣味はビリヤードとカラオケです!
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