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AOKI流ピンチを切り抜けるための思考術

木村さえこ 木村さえこ

こんにちは。AOKISM編集部の木村です。

どんな人でも、長い人生の中には苦しい時や行き詰まる時があると思います。今回は、創業から今まで幾多の試練を乗り越えてきたAOKIグループ会長・青木擴憲(あおき ひろのり)が、ある非常に苦しい局面において、禅僧の言葉にヒントを得て現状を打破できたというエピソードを交え、ピンチを切り抜けるためのAOKI流思考法をご紹介します。困った時に、参考にしていただけると幸いです。

目次

  • 倒産の危機を乗り越えた!禅僧の教え
  • 秘訣=こだわりを捨てること
  • まとめ

倒産の危機を乗り越えた!禅僧の教え

これは今から40年程前、会長の青木が実際に大ピンチに陥った時のお話です。

 

光明を与えてくれた盤山師の教え

1977年、オイルショックの後遺症が残るころ、4,000着の背広を売る程度の能力の店舗しかもっていなかったのに、20,000着もスーツを仕入れてしまいました。

「在庫過剰、競争激化、売り上げ停滞、資金不足、展開難」の五重苦に悩んでいた私は、何とか糸口を見出そうと、友人たちと連れ立って、飯山の正受庵に座禅にでかけました。

当時のご住職は、酒井盤山師。

座禅が終わって小一時間の般若心経の講話も上の空。頭の中は資金繰りでいっぱいの私。そんな私の心を見透かしたように盤山師が「まあ、難しい話はおいといて・・・」、「一番偉いのは、人間本来無一物と悟った人なのだ。そして、世の中のためになる事を大きく掲げ、常にまだまだと精進することが大切なのだ。死んだと思えば、怖いものは何もないじゃないか。お札だってただの紙切れさ。ワッハハハ!」。瞬間、私の中のこだわりのようなものがスーッと落ちました。つまり、今までのこだわりは全部捨てようという事でした。

もう何も失うものはない、すっかり楽になった私は、メーカーさんを一軒一軒訪ね、在庫品を引き取っていただき、危機を脱することが出来ました。あのとき盤山師に出会わなかったら、私は倒産していたでしょうし、現在は無かったでしょう。

残念ながら師は1986年他界されました。しかし師の教えは、今も私に無限の力を与えてくれています

1991年1月(日経新聞掲載 「交遊抄」より抜粋)

一度仕入れた在庫品をメーカーさんに引きとってもらうというのは、非常に言いだしにくく、苦しい話だったであっただろうことが想像されます。しかしここで、「そんなことをしたらプライドが…」などとこだわらず、在庫を引き取ってもらうという行動に出たことでピンチを乗り越えられ、今、私たちが働いている今日のAOKIグループがあると思うと、なんとも感無量です。

秘訣は、「こだわり」を捨てること

青木擴憲はこの盤山師の教えをもとに、よく社員に向けこだわりを捨てることの大切さを語っています。

「元々なかったと思えば、こだわることもありません。変なこだわりを持つことで、本当は大きく成長できるチャンスを逃してしまうことになるかもしれません。」

人にはだれしも、お金や地位、プライド、経験、体面など、色々なしがらみやこだわりがあるものです。しかし、それに囚われていると、新しい活路が開けず、大きく成長できるチャンスを逃してしまう、ということですね。しかし、そうはいってもこだわりを捨てるというのはなかなか簡単には出来ないものだと思います。

そんな時の心構えについては、このようは言葉があります。

「人間はこの世に生をうけて生まれたときには裸であり、何も持っていません。それが成長するにしたがって、物質的にも精神的にもいろいろなものを手に入れていくのです。」

「それら(いろいろなもの)を全て捨てましょうと言っているのではありません。万が一、それらが何かの理由でなくなってしまっても、決して悲観するような事はなく、『また一から始めればいい』という気持ちを持って、常に前向きに新しい事にチャレンジしていくということです。」

私はこれを若手社員向けの学習会で勉強させていただきましたが、この非常にポジティブな考え方に、今まで自分が悩んでいたことがとてもつまらないことに感じ、とてもすっきりしたのを覚えています。この考え方は今でも連綿と社員の間で受け継がれており、何か大きな方針の変更があった時など、「こだわらずに行きましょう。」「“死んだ”と思えば、そんなことは何でもないですよね。」という会話がなされています。

まとめ

  • 大ピンチを切り抜けるためには、まずはこだわりを捨てること
  • こだわりを捨てることで、それまでよりも大きく成長できるチャンスが手に入る
  • その際は、「死んだと思えば何でもない!」と思う事

受け入れがたいことや、ピンチは数多くありますが、世の中、大半の事は死ぬことに比べればなんでもないと思います!困った時には、「人間本来無一物、死んだと思えば何でもない!」と唱えてみるのがAOKI流です。

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木村さえこ

木村さえこ

AOKISM編集者の1人。AOKIの創業の地と同じ長野県(信州)の出身。進学で地元を離れるも、何らかの形で長野県と関わる仕事をしたいと思いAOKIへ入社。
入社後は健康関連の2つの新規事業を経験しつつ今に至る。
JRの駅で信州の広告を見るとテンションが上がる。
地理と歴史と美術に関するトピックが好き。趣味は寺社仏閣めぐり。
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