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新年度はすぐそこ!新入社員さんの食生活は大丈夫?

好宮聖子 好宮聖子

こんにちは、管理栄養士の好宮です。

今年度もあと少しですね。4月から新入社員さんを迎える経営者の方も多いのではないでしょうか。私も新卒の時に経験しましたが、初めての社会人として過ごす4月は、希望に満ち溢れている反面、慣れない環境で心身が疲弊しがちです。気をつけているつもりでも、つい食生活が疎かになり、結果、体調を崩したり五月病などを招いてしまうことすらあります。今回は、大切な新入社員さんの健康を守るために知っておきたい情報をお伝えしたいと思います。

目次

  • 若年層の3人に1人は朝食を食べていないという事実
  • 理想的なバランスは3:4:3
  • 社員の健康イコール会社の財産
  • まとめ

若年層の3人に1人は朝食を食べていないという事実

自分が学生だった頃を思い出してみて、食生活はどうだったでしょうか。バランスを考えていなかったり、不規則な時間に食べていたりしていなかったでしょうか。

平成26年に厚生労働省が国民健康・栄養調査にて朝食を食べる割合を年代別に調査しました。その結果、若い人ほど朝食の欠食率が多いことが分かったのです。特に男女ともに20歳代が最も多く朝食抜きの生活をしており、男性では3人に1人、女性では4人に1人が朝食を食べていませんでした。また、その後の平成28年の調査では、20歳代の女性の栄養不足が前年よりさらに悪くなったというデータが出ています。これから頑張ってもらいたい新入社員さんが、このように栄養不足では困りますよね。

理想的なバランスは3:4:3

一般的に一日三食の場合、それぞれの比率は「朝:昼:夜=3:4:3」が理想的と言われています。この比率ですと、血糖値や内臓への負担が少なく健康的なためです。しかし朝食を抜いてしまいますと、このバランスが崩れて栄養不足や、あるいは昼と夜にカロリー摂取が偏って肥満を招く恐れがでてきます。また、ビタミンCやビタミンB群などの水に溶けやすく体内にとどまる時間が短い栄養素の定期的な摂取ができなくなります。これらのビタミンを定期的に摂取できないと、ストレスや疲れに負けない体をつくるために必要な栄養素を補給できず、やはり体調を崩しやすくなります。栄養不足が慢性化すると、風邪や五月病などにかかりやすくもなるため、新入社員さんの食生活にはぜひ目をかけてあげると良いでしょう。

 

社員の健康イコール会社の財産

ちなみに最近、社員さんの健康は会社の財産であるという考え方から、社員食堂に力を入れる企業が増えてきているようです。代表的な企業を参考にあげてみます。

・丸の内タニタ食堂

ご存じの方も多い社員食堂かと思います。メディアにも多く取り上げられ、社員食堂で社員の健康を保つ、という考えを世間に広めた第1号の食堂と言っても過言ではないと思います。メニューは、日替わり定食と週替わり定食の2種類で、どちらも500キロカロリー前後、塩分は3グラム前後に抑えた一汁三菜スタイルです。さらにお茶碗の内側には目盛りが記されていて、下の線まで白米を入れると食堂推奨の100グラムで160キロカロリー、上の線まで入れると150グラムで240キロカロリーと一目瞭然です。自ずと健康を意識しそうですね。

・株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド

女性に人気のブランド、サマンサタバサを展開する本社には「ASOBIカフェ」というカフェがあります。こちらでは、なんとランチが無料で食べられるそうです。また、カフェの奥には社員用のバーカウンターもあるそうで、社員さんの健康をつくる場所でもあり、社内のコミニュケーション活性化の場としても活用されているようです。オフィスではなかなか話せない新入社員さんの悩みを聞いてあげられそうですね。

・グーグル合同会社

こちらも食堂メニューが無料で有名ですが、グーグル合同会社は朝・昼・晩の三食とも無料というところがすごいですね。健康への配慮も多く、例えば、栄養バランスが良くなるように手前にサラダバーが設けられています。これは、社員さんにしっかり野菜を食べてもらうため、最初に目に付いたものを取るという心理を利用しているのだそうです。また、食べ過ぎて肥満にならないよう小さいお皿を使うことを推奨していたり、デザートなどは小さめにカットされているそうです。「ビュッフェで大きな皿を使う人はたくさん食べてしまう」といった看板まで設置されています。

ところで、「社員食堂の設置は難しいけれども社員さんの栄養バランスを少しでも良くしたい」と、寿本舗のフルパワー10を一括購入されて社内で配布される経営者の方もいらっしゃいます。どうしてもバランスの良い食事を摂れない時に活用したり、1袋飲むだけで朝に何も食べないよりは健康を気遣えている気がする、と好評のようです。

 

まとめ

・20歳代の男性3人に1人、女性では4人に1人が朝食を食べておらず、若い社員さんの食生活は乱れがちである。

・理想的な一日三食の食事バランスは「朝:昼:夜=3:4:3」であり、バランスが崩れると体調不良を招きやすい。

・「社員さんの健康は会社の財産である」という考えが広まってきており、社員食堂やサプリメントの無料提供を通して社員さんの健康づくりをサポートする企業が増えている。

「企業は人なり」という言葉もあるくらい、社員さんが健康であることは会社の財産でもあります。新年度を迎えるにあたって、ご自身も含めて社員さんや新入社員さんの食生活に目をかけてみてはいかがでしょう。

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好宮聖子

好宮聖子

管理栄養士。幼少の頃から食べることが好きで、いつからか食べるものや栄養に興味を持ち始める。大学で管理栄養士専攻に進み、「今日食べた物が10年後20年後の自分を作る」こと、「健康づくりは健康なうちからおこなわないといけない」ことを確信。食品の研究開発、スポーツジムでの栄養カウンセラーを経て、健康関連の新規事業立ち上げに携わるためAOKIグループへ入社。
道行く人誰にでも声をかける、スーパー社交的な息子(母は笑顔で見守るしかない)と普段は大人しいが、構って欲しい時の声は誰よりも大きい娘を育てる2児の母。
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