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夏の食中毒にご用心!自宅でできる予防法や対処法は?(前編)

川島宏子 川島宏子

こんにちは!AOKISM(アオキイズム)編集部の川島です!
日本で食中毒にかかる人は年に何人くらいかご存じですか?厚生労働省の統計によると、食中毒の罹患者数は2016年が20,252人(死者14人)、2017年が16,464人(死者3人)と報告されています。しかしこの数字は、医師が食中毒と判断し、保健所に報告のあった人数なので、実際にはこれよりはるかにたくさんの人が食中毒にかかっているだろうと言われており、それほど身近に危険は潜んでいるのです。そのような食中毒の基礎知識と予防法や対処法を、2回に分けてご紹介します。
これからさらに暖かくなってくると、細菌が発生、増殖しやすくなるので、食中毒の予防法を正しく理解して、未然に防いでくださいね!

 


食中毒はいつ、どんな場所で起こるのか

1. 時期別食中毒発生件数
次のグラフをご覧ください。このグラフを見ると、湿度や温度が上がる夏場には毎年細菌を原因とする食中毒が非常に多くなっているのが分かります。4~5月頃から件数が大きく増えているので、そろそろ対策が必要ですね。
一方、冬場はノロウイルスなどのウイルスを原因とする食中毒が多く発生しており、年間を通して食中毒に注意をする必要があります。

2. 施設別食中毒発生件数
食中毒の多くは飲食店で起こりますが、判明している食中毒のうち10%が家庭で起こっています。また、過去3年の厚生労働省の統計では、家庭で発生した食中毒から毎年死者が出ているため、家庭で食中毒対策をすることは非常に大切です。


食中毒の種類


食中毒を分類すると、このように様々な原因物質があることが分かります。この中で、細菌、ウイルスを原因とした食中毒の発生件数が6割超を占めます。それでは、代表的な原因物質の特徴を見てみましょう。

食中毒は、食べて数時間後には発症すると思っていませんでしたか?この表を見ると、数日後に発症する原因物質もあることが分かります。また、症状は嘔吐や下痢だけではありません。神経を麻痺させる物質などもあり、物質によっては致死率が高いものもあります。これらの食中毒の危険から身を守るために、次にご紹介する予防法をぜひ実践してみてくださいね!


自宅でできる!食中毒予防法

手洗い

食中毒予防には、手を洗うことが何よりも重要です。調理を始める前だけでなく、生の肉や魚、卵を取り扱う前後、食卓につく前、トイレ後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換の後には必ず手を洗いましょう。
なお、消毒用エタノールによる手指消毒は、石けんと流水を用いた手洗いの代用にはなりません。石けんによる手洗いが出来ないとき、あくまで一般的な感染症対策として手洗いの補助に用いてください。

買い物~調理、後片付けにおける注意点

1. 買い物での注意点
◆生鮮食品や冷蔵・冷凍の必要なものは最後に買うようにしましょう。
◆生鮮食品は新鮮なものを選びましょう。
◆消費期限やパッケージに破損がないかを確認しましょう。
◆肉や魚介類は、それらから出る汁から他の食品を守るためにポリ袋などに入れて持ち帰りましょう。
◆冷蔵・冷凍が必要な商品はドライアイスやクーラーボックスなどを活用し、保冷して持ち帰りましょう。
2. 食品の保存
◆食品に応じた適切な方法で保存しましょう。開封前は常温、開封後は冷蔵で保存するものもあるので注意が必要です。表示を確認しましょう。
◆常温保存できる食品であっても、高温になりやすい場所、日光のあたる場所、湿気が多い場所での保存は避けましょう。
3. 調理
◆生のまま食べる野菜や果実はもちろん、魚介類も流水でしっかり洗いましょう。
◆生の肉や魚介類に使った包丁やまな板と、調理済みの食品がふれないようにしましょう。
◆加熱する食品は中心まで十分に加熱しましょう。肉や加熱調理用と書いてある食品などは、必ず加熱してから食べましょう。
◆電子レンジを使う場合は、食品全体に熱が行き渡るよう注意しましょう。熱の伝わりにくい食品は、時々かき混ぜましょう。

4. 食事中、食後
◆作った料理は、長時間、室温で放置しないようにしましょう。調理後すぐに食べられない場合は、室温で放置せず冷蔵庫に入れましょう。
◆食後の食器や調理器具を水に浸しておくと細菌が繁殖するため、すみやかに洗いましょう。
◆調理器具やスポンジ、ふきんなどは定期的に熱湯や漂白剤などで消毒しましょう。


いかがでしたか?調理前後の食中毒の予防法など、知っているようで知らない点があった方もいらっしゃるのではないでしょうか。しっかり予防して、美味しい食事を楽しんでくださいね!
次回は、消毒方法やお弁当づくりの注意点、食中毒かなと思ったときの対応方法などをご紹介します。5月14日公開予定です。お楽しみに!

 

※出典
農林水産省ホームページ「食中毒から身を守るには」
厚生労働省 平成29年食中毒発生状況
株式会社東邦微生物病研究所ホームページ
公益社団法人全日本病院協会ホームページ「食中毒について」

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川島宏子

川島宏子

国立音楽大学(ピアノ)卒、グロービス経営大学院卒。
よくこの経歴について「なぜ?」と問われますが、良くも悪くもやるからには中途半端にできない性格で、ピアノを始めれば音大に行き、より広い世界を知りたいと会社に入ればビジネススクールに行き…と、思うままに進んできた結果です。2013年に入社して以来新規事業に携わらせていただき、産休育休を挟んで復帰したばかり。また始まったチャレンジングな日々にワクワクしています。
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