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夏の食中毒にご用心!自宅でできる予防法とは?(後編)

川島宏子 川島宏子

こんにちは!AOKISM(アオキイズム)編集部の川島です!
前回記事では、食中毒の基礎知識や自宅でできる食中毒の予防法などをご紹介させていただきました。今回は、食中毒予防法の1つである消毒の仕方、お弁当づくりの注意点、食中毒かなと思ったときの対応方法をご紹介します。この2つの記事を読めば、食中毒対策はバッチリ!ぜひご覧くださいね。


食中毒予防のための消毒方法

細菌やウイルスの対策をするには、消毒がとても有効です。用途に合った消毒方法を用いて身の回りを清潔に保ちましょう。

煮沸消毒
用途:食器、調理器具、布巾や衣服の消毒
80℃のお湯なら5分以上、または85℃なら1分以上の煮沸時間が必要です。

次亜塩素酸ナトリウム
用途:食器、調理器具、布巾の消毒・漂白
石鹸等で汚れを洗浄した後、使用期限内の薬剤を用いて10分程度つけ置きします。手指には使用できません。酸性の製品との混合、併用はNGです。なお、手荒れのある人はゴム手袋等を使用しましょう。
市販品の濃度 ピューラックス:10%・6%、ハイター・ブリーチ:約5%、ミルトン:1%

◆消毒液の作り方
(ノロウイルス対策を想定:ノロウイルスには塩素系消毒剤による消毒が有効です)

アルコール(70%エタノール)
用途:食器、調理器具、手指の消毒
水で薄まると効果がなくなるので、手指や調理器具は水分を拭き取るかよく乾かしてから使用します。食器、まな板、包丁など、食品に直接触れる物の消毒には「食品添加物」と表示されたものを使用しましょう。


お弁当づくりの注意点

近年、健康のためにお弁当を持って仕事に出かける人も多くなりました。また、普段お弁当を持ち歩かない人でも、レジャーシーズンにはお弁当を作ることがあるかもしれませんね。お弁当も食中毒の原因になりかねないので、以下のポイントに注意しましょう。

しっかり加熱
食品の中心までしっかり加熱しましょう。

水気を切る
水分が多いと細菌が増える恐れがあります。おかずの汁気はよく切ってお弁当箱に詰めましょう。また、よく冷ましてからフタをすることも大切です。

涼しいところに保管
涼しいところに保管して、早めに食べましょう。長時間持ち歩くときや暑い日は、保冷剤を使うと良いでしょう。また、車の中や日の当たる場所に置くときは、クーラーボックスを利用しましょう。


食中毒かなと思ったら

食中毒かなと思った時の対応方法
まずは脱水症状を起こさないよう、しっかり水分をとりましょう。下痢が続く場合は下痢止めを飲みたくなるかもしれませんが、食中毒の原因である細菌やウイルスが体外に出るのを阻害し、症状を悪化させてしまう可能性があります。自己判断で市販薬を使用せず、医療機関を受診しましょう。また、乳幼児や高齢者で吐き気や嘔吐がある場合は、吐いたものが喉に詰まらないよう横向きに寝かせましょう。
食事は、吐き気や嘔吐がおさまったらバナナやおかゆ、ゼラチンなど、味が薄く、消化に良いものから少しずつ食べてみましょう。味の濃いもの、揚げ物、乳製品、高脂肪や糖分の多い食べ物は、食中毒の症状が治まるまで避けたほうがいいでしょう。

うつさない、うつらないようにするには
便や吐物を処理するときは、マスクや手袋を着用し、汚物内の細菌やウイルスが飛散しないようにペーパータオル等で静かに拭き取った後、消毒しましょう。ウイルスによる食中毒の場合は乾燥すると空気中に漂いやすくなるため、乾燥する前に処理することが大切です。消毒は前述した消毒方法の他、布の場合は充分に洗った後アイロンや乾燥機にかけることも効果的です。
また、食中毒にかかっているおそれのある人は、調理は控え、お風呂は家族の後に入り、残り湯を洗濯に使用するのはやめましょう。

食中毒の症状が重くなりやすい人は?
以下の項目に当てはまる方は症状が重くなる可能性があるので、医療機関を受診し、以下の項目に当てはまっていることを医師に伝えましょう。
◆乳幼児や高齢者
◆妊娠中の方
◆肝臓疾患、ガン、糖尿病の治療を受けている方
◆鉄剤を飲む必要のある貧血の方
◆胃腸の手術を受けた、胃酸が少ない等、胃腸に問題がある方
◆ステロイドが入っている薬を飲んでいる、HIVに感染している等、免疫力が落ちている方


いかがでしたか?食中毒についての正しい知識を持ち、予防法を実践することで、多くの場合は防ぐことができます。また、一般的には抵抗力が弱い人が食中毒になりやすいと言われています。そのほかにも、過労や睡眠不足、過度なストレスなどで体力が落ちている人も食中毒になりやすいものです。まずは心身の健康を維持し、その上で食中毒対策をぜひ日々の習慣にしてくださいね。

※出典
農林水産省ホームページ「食中毒から身を守るには」
厚生労働省 平成29年食中毒発生状況
株式会社東邦微生物病研究所ホームページ
公益社団法人全日本病院協会ホームページ「食中毒について」

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川島宏子

川島宏子

国立音楽大学(ピアノ)卒、グロービス経営大学院卒。
よくこの経歴について「なぜ?」と問われますが、良くも悪くもやるからには中途半端にできない性格で、ピアノを始めれば音大に行き、より広い世界を知りたいと会社に入ればビジネススクールに行き…と、思うままに進んできた結果です。2013年に入社して以来新規事業に携わらせていただき、産休育休を挟んで復帰したばかり。また始まったチャレンジングな日々にワクワクしています。
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