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どこまで知ってる?身近だけど知らない温泉のハナシ

佐藤登彦(さとうたかひこ) 佐藤登彦(さとうたかひこ)

こんにちは!AOKISM編集部の佐藤登彦(さとうたかひこ)です。突然ですが、みなさんは温泉が好きでしょうか?寒い季節や、カラダが疲れた時など、温泉に行きたいと感じる方も多いかと思います。さて、今回はそんな温泉についてご紹介します。普段何気なく入っている温泉ですが、これをお読みいただければ更に楽しめること間違いなしです!

温泉ってそもそもどんなもの?

まず、普段から私たちの 身近にある「温泉」とはどういたったものなのでしょうか。環境省によると温泉の定義とは、地中から湧出する温水、鉱水および水蒸気その他のガスで「温泉減源から採取されるときの温度が摂氏25度以上」あるいは、「定められた物質のうちのいずれか一つの含有量が基準値を上回っている」の条件を満たしているものを温泉としています。この物質の含有量が温泉の効果効能につながってきます。(次章でご紹介します)
また、さらに特定の物質の含有量が通常の温泉よりも高いものについては、「療養泉」と呼ばれます。この療養泉は文字の通り、特に治療を目的にできる温泉となっています。

温泉の種類と効果効能

さて、温泉というと、ただの透明のお湯のようなものから、色のついたもの、あるいは様々な肌触りがあるものと想像できると思います。これらはどのような違いがあるのかを、以下でいくつかご紹介します。

水素イオン濃度「ph値」

温泉は、おおきく酸性・中性・アルカリ性に分かれています。これは温泉の水素イオン濃度によるph値で分類されています。酸性度が高いほど、殺菌効果があり、皮膚病などに有効です。酸性の温泉に入ると、肌がピリピリした感じがするのが特徴です。また、アルカリ性は肌の角質をとってくれますので、美肌効果が高く、トロトロした肌触りが特徴です。中性は肌への刺激が少なく、肌が弱い方などにオススメです。ちなみに、日本の温泉では、中性~弱アルカリ性の温泉がもっとも多いそうです。

泉質

温泉で最も違いが分かりやすいのがこの泉質です。これは温泉に含まれている物質の含有量などによって分類されます。効果効能を目的とする場合、重要な項目となります。この泉質は、10種類に大別されており、さらにイオン名との組み合わせにより細分化されます。ここでは大きな分類の10種類をご紹介します。

1、単純温泉

特徴:溶存物質が1,000mg/kg未満、25度以上の温泉。肌への刺激が少なく、入浴すると肌がスベスベする感じ
効果:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態

2、塩化物泉

特徴:俗にいう「熱の湯」。日本では比較的多い温泉。皮膚に塩分が付着するため、保温効果・循環効果がある。飲用すると塩辛い。
効果:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、萎縮性胃腸炎、便秘

3、炭酸水素塩泉

特徴:俗にいう「美人の湯」。皮膚の角質を軟化する作用がある
効果:きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、糖尿病、痛風

4、硫酸塩泉

特徴:飲むことで胆のうを収縮させ、腸のぜん動を活発化する。
効果:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

5、二酸化炭素泉

特徴:俗にいう「泡の湯」。入浴すると全身に小さな炭酸の泡が付着する。炭酸ガスが皮膚から吸収され、保温効果や循環効果がある。
効果:きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症、胃腸機能低下

6、含鉄泉

特徴:空気に触れると、鉄の酸化 が進み、金色や赤褐色になる。
効果:鉄欠乏性貧血

7、酸性泉

特徴:酸性が強いと、入浴で皮膚にしみ、口にすると酸味がある。殺菌力が強い。ヨーロッパ諸国ではほとんど見られない泉質。
効果:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、糖尿病

8、含よう素泉

特徴:非火山性の温泉に多く、放置すると黄色く着色する。飲むことでコレステロールを抑制する。
効果:高コレステロール血症

9、硫黄泉

特徴:殺菌力が高く、表皮の細菌やアトピー原因物質を取り除く。タマゴの腐敗臭に似た特有の臭いがある。
効果:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、糖尿病、高コレステロール血症

10、放射能泉

特徴:微量な放射能により炎症に効果的。※ごく少量の放射能は、むしろ人体に良い影響を与えることは実証されており、放射線量もレントゲンよりもずっと少なくなっています。
効果:痛風、関節リウマチ、強直性脊髄炎など

温泉にいくと効果効能などが書いてあるところで、「弱アルカリ性・ナトリウム-塩化物泉・低張温泉」や「酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉」などを見たことがある方は多いのではないでしょうか。これらはこのイオン濃度と泉質を書いていたんですね。

(環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは(26年8月)」より引用)

温泉の入り方と注意事項

では実際に温泉にはどのように入るのが正しいのでしょうか。入浴と飲用のふたつの場合でご紹介します。

1、入浴

【入浴方法】

  1. 高齢者、高血圧、心臓病、脳卒中の経験のある方は、42℃以上の高温浴は避ける。
  2. 心肺機能の低下している人は、全身浴よりも半身浴や部分浴が望ましい。
  3. 温泉療養開始後数日間は1日当たり1~2回とし、慣れてきたら2~3回まで増やしてよい。
  4. 入浴温度により異なるが、入浴時間は1回あたり、初めは3~10分程度とし、慣れてきたら15~20分程度まで延長してよい。

【入浴の注意】

  1. 食事の直前・直後、飲酒後の入浴は控えること。
  2. 入浴前には、血圧が急に上がらないように、手足から全身にかけて掛け湯をすること。
  3. 入浴後は、身体に付着した成分は洗い流さず、タオルで水分を拭き取り、着衣の上、保温および安静を30分程度心がけること。ただし、刺激の強い泉質(酸性泉や硫黄泉など)の場合や肌が弱い方は、温水で洗い流すこと。
  4. 脱水症状などを避けるため、入浴前・入浴後のコップ1杯程度の水分を補給すること。

2、飲泉

【飲泉方法】

  1. 飲む量は、該当温泉の成分分析表を確認のうえ、適量を守る。
  2. 飲泉の許可を受けた新鮮な温泉を、清潔なコップで飲む。
  3. 食前30分前くらいに飲む。

【飲用の注意】

  1. 療養として飲む場合や、薬を服用中の方は、専門知識を有する医師の指導を受けること。
  2. 15歳以下は原則的に飲用を避けること。
  3. 衛生上、温泉水は持ちかえらずにその場で飲むこと。

 

いかがでしたでしょうか。よろしければリラックス目的だけでなく、効果効能の目的でも、ぜひ温泉選びをしてみてください!
(参考:環境省HP、日本温泉協会HP「温泉名人」)

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佐藤登彦(さとうたかひこ)

佐藤登彦(さとうたかひこ)

AOKIグループ 寿本舗株式会社 AOKISM編集者。
AOKI店舗で接客業を学び、その後商品部、新規事業部などを経験。ベテランでも若手でもない立ち位置だからこそできる情報を皆様にお伝えしていきます。千葉出身の独身貴族。好きなものはカラオケと焼き鳥。メガネをたくさん持っています。
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