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冬が旬のネギ!実は緑黄色野菜でもあり淡色野菜でもある・・・!?

好宮聖子 好宮聖子

こんにちは、管理栄養士の好宮です。
さむ~い冬の食卓を暖めてくれるお鍋!・・・に、欠かせない「ネギ」!は、寒くなる時期に美味しいお野菜です。ところで、この「ネギ」ですが、緑黄色野菜だと思いますか?それとも淡色野菜でしょうか?今回は、身近だけれど意外と知らない旬食材「ネギ」についてご紹介します。

冬はネギが美味しい季節

ネギは、基本的には通年流通しています。しかし、もっともネギが特に美味しくなるのは12月から2月と言われています。ネギの原産は中国西部、シベリアとされています。日本では奈良時代から食されていたようです。ちなみに、現在の生産日本一は千葉県だそうです。

ネギは、大きく分けると2種類に分かれます。「加賀ネギ」、「千住ネギ」、「下仁田ネギ」「曲がりネギ」などの主に白い部分を食べる根深ネギは白ネギと呼ばれます。長ネギなどとも呼ばれますね。こちらは、根元に土寄せして白い部分が長くなるように育てたものです。
もう一種類は、関西で好まれている青ネギです。葉ネギとも言われ、主に京都発祥の「九条ネギ」のことをさします。また、「万能ネギ」や「やっこネギ」などの一般に小ネギと言われるものもこの一種になります。その他、ネギと玉ねぎの雑種である「わけぎ」や、さらに細い「あさつき」、若取りの「芽ネギ」などいろいろありますが、これらも青ネギの部類に入ります。
さらに最近では、ヨーロッパの方で一般的な「ポワロ-ネギ(英:リーキ)」や「シブレット(英:チャイブ)」などもスーパーで見かけるようになりました。

忘・新年会で使える!?ネギの知られざる3つの雑学

ところで、これからの時期、忘年会や新年会などでお鍋が出てくることもあるかと思います。そんな時、鍋の中にネギが入っていることも多いと思いますが、そんな時に「へぇ~」と言われるネギ雑学をクイズ形式で3つご紹介します。すべて正解した人は相当なネギマニア!

「へぇ~」なネギ雑学クイズ!全3問! ※答えはクイズ下にまとめてあります。

Q1 ネギの葉っぱはどこからどこまで?
Q2 ネギは緑黄色野菜?それとも淡色野菜?
Q3 ネギはネギ科?

・・・さあ、どうでしょうか?ファイナルアンサー・・・?答えは、次の通りです!

 

A1 答えは、根っこの付近以外、全部が葉っぱ!よく白い部分は「茎」だと思われている方が多くいらっしゃいますが、根っこ近くのごく短い部分が「茎」で、あとは全て葉っぱなのです。
A2 答えは、両方どちらでもある!なぜなら白ネギは「淡色野菜」で青ネギは「緑黄色野菜」だからです。そもそも緑黄色野菜と淡色野菜の分かれ目がカロテンの含有量(可食部100g中のカロテン含有量が600μg以上で緑黄色野菜)のため、このような分類になります。
A3 答えは、「ヒガンバナ科、時々ユリ科」です。昔は花の構造など形の特徴にもとづく「新エングラー体系」や「クロンキスト体系」という分類法で植物を分類していました。その方法だとネギはユリ科に分類されていました。しかし、20世紀終わりごろに葉緑体DNAの塩基配列に基づいて作られた新しい「APG体系」という分類法が確立されると、ネギの遺伝情報はヒガンバナ科に属するということで、今ではヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属に分類されています。

・・・いかがでしたか?全部答えられましたか?

丸ごと食べよう、旬のネギの健康パワー

さて、ここまで読んでいただいたところで、せっかくなので、美味しいネギの選び方や栄養についてもご紹介します。
美味しいネギを選ぶ時のポイントは3つです。

  • 白い部分がしまっていて弾力があり、ツヤと重量感があるもの
  • 根から葉の先までしっかり張りがあり、先の部分が鮮やかな緑色のものが新鮮
  • 白い部分と緑の部分の境目がはっきりしているもの

丹念に育てられたネギほど、白と緑の色の差がはっきり、くっきりするそうです。

また、ネギはとても栄養豊富でβ‐カロテンやビタミンCが多く含まれます。β‐カロテンは、目の疲れやドライアイの予防に良いですし、ビタミンCとあわせて風邪予防や美肌づくりにも良いと言われています。
さらに、ネギ独特の香りは、硫化アリルという成分によるものですが、この成分はとても健康に良いと注目されています。硫化アリルは体内でアリシンという物質に変化しますが、とても強力な殺菌作用があり、サルモネラ菌や病原性のカビ、チフス菌、コレラ菌、寄生虫の駆除などに効果を発揮します。また、アリシンはビタミンB1と結合してアリチアミンという物質を作りますが、アリチアミンは血液中で長く維持されるため、ビタミンB1の働きが効果的に持続され疲労回復に有効と言われています。硫化アリル類の働きは、ほかにも数多くあり、血栓予防、血中コレステロールの増加抑制、インスリンや胃液の分泌促進、発汗促進、免疫機能の向上などに役立つといわれるスーパー成分なのです。
そんな素晴らしい栄養をもつネギですが、先ほども書いたように根っこ以外は全て食べられます。今回は、ネギを丸ごと使った簡単レシピをご紹介します。

【鶏肉と丸ごとネギのさっぱり炒め】
・材料 (2人分)
鶏もも肉・・・150g
ネギ・・・1本
ポン酢・・・大さじ2
塩コショウ・・・少々
油(炒め用)・・・ 大さじ1

・作り方
①鶏もも肉はひとくち大に切り、塩コショウをしておきます。ネギは斜め薄切りにします。
②フライパンに油を入れて熱し、中火で鶏もも肉に火を通します。ネギを加えてサッと炒め、ポン酢で味を調えたら完成です。
ネギの食感を残して作るのがポイントです。ネギが美味しいこの時期にぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

おわりに

これは私の経験からなのですが、ネギはとても生命力が強いと思います。その証拠に、我が家では食べ終えたネギの根っこを庭に植えることがあるのですが、放っておいても必ず花が咲く時期には花を咲かせていますし、スクスク育っています。そんな生命力溢れるネギのパワーを食させていただいて、今年の冬も元気に乗り切りたいものです!

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好宮聖子

好宮聖子

管理栄養士。幼少の頃から食べることが好きで、いつからか食べるものや栄養に興味を持ち始める。大学で管理栄養士専攻に進み、「今日食べた物が10年後20年後の自分を作る」こと、「健康づくりは健康なうちからおこなわないといけない」ことを確信。食品の研究開発、スポーツジムでの栄養カウンセラーを経て、健康関連の新規事業立ち上げに携わるためAOKIグループへ入社。
道行く人誰にでも声をかける、スーパー社交的な息子(母は笑顔で見守るしかない)と普段は大人しいが、構って欲しい時の声は誰よりも大きい娘を育てる2児の母。
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